高橋 久仁子
三度の飯を、うまいと感じて食べる暮らし。
幸せは、こんな些細な積み重ねの結果なのだろう。
仕事のイヤな気分も、メシ食って寝たら忘れるよ。で生きられれば。
食事に幸せを託すなら、食べることに不安はない方がいい。
不安なく、なんでもまんべんなく食べてこそ、健康で健全な食の姿だと思う。
世に流行る、体にいい食べ物探しや、悪い食べ物狩りが、どれだけ食生活ほんらいの楽しみを豊かにしてくれるだろうか。断片的な情報に私たちは戸惑い、神経をとがらせ、すり減らす。
不安や期待を煽ることを目的とする産業があり、それに踊らされるかぎり、食の平穏は死ぬまで訪れないだろう。
不安をはねのけ、期待感に惑わされない賢さを得るには、少しの知識と、見せかけの科学を疑う目を養うことが必要だ。
学者になる必要はないけれど、ときにはガクモンへの関心も大事だと気付く一冊だった。
この本から得られる食事力を高めるヒント
・食べものは薬ではない。食べ物は食べ物として快くに食べてこそ健康につながる。
・疑似科学にだまされるな。
・すこしは地味なおべんきょうも必要。
「食べもの情報」ウソ・ホント―氾濫する情報を正しく読み取る
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