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非@食べ歩き

食の本~感想・記録・書評みたいなこと。食のニュース批評・食文化の研究を通して食事力を鍛えてます
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「近年、食に対する消費者の関心が高まっている」

食の話題といえば、決まって登場する常套句だ。

皆さん関心がお高い。と、おだて上げられれば、気持ちよく、
だれもが食の関心が高まったと思いこむ。ひとつのブームである。

そして、食の関心の高まりという流行は、賢明なる消費者に、食育と食の安全・安心を求めさせ、その声をますます大きくしているのだ。

だがちょっと待ってほしい。

近代化以降、われわれ消費者の怠慢や便利さを求める態度は、ますますエスカレートし、それは直接、自分たちの食生活を乱してきた。
にもかかわらず、自らの怠慢や無関心には目もくれず、便利さや効率の追求に熱中し、その裏で深まる、食の問題には向き合ってはこなかったのだ。
それが、食の乱れをこんにちまで増長させてきたのではないか。

食の乱れの深刻な悪化は、もともと消費者自身の問題なのだ。

メディアの発達が、不安事件や不安情報、危険情報によって不安をあおる機会を増やしたとはいえ、
いよいよヤバイことになってきたと気がついた途端、
やれ、お上が悪い、
悪徳企業が悪い、教育が悪いと騒ぎ出したのではないのか。 身勝手な話だ。

消費者の食への関心が高まってきて、食育や食の安全が意識されるようになったなんてお笑いである。

押しつけ丸投げ根性のエゴ丸出しで「関心が高い」なんて冗談にもほどがある。

ほんとうは自分のイヤな部分を見たくないだけ。そうやって本気の取り組みを避けているにちがいない。

マスコミもそうだ、お上や、企業が悪く、善良な市民は被害者だとおだてておけば売れる。本音を出したら仕事にならないから。

ま、そんな消費者からの批判の裏にある無責任・無関心につけこんで、官僚はうまいこと組織を太らせてきたし、とりまきの土建屋、零細農家はおいしい汁を吸ってきたのだが。

しかし、まあ過ぎたことはしょうがない。問題はこれからどうするかだ。

まず、市民の責任放棄に市民自らが目を向けること。本気で取り組むこと。自分の問題に目を向けるのはつらいことだ。でもやってみよう。

責任放棄が招く問題を一つ一つあぶり出そう。
そしてその解決策も提示しよう。
それは市民にとってつらいことだが、そればかりではない。
経済的なメリットもちゃんとあるのだ。

それはどんなメリットか、
どのように実現するのか。
そのアイデアは画期的だった。

『日本の食と農 ~危機の本質』
神門 善久 著
NTT出版 2006-06-24


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