何が怖いのか、それは登場するトンデモナイ親たちの言動はもちろんですが、それよりも、その言動のなかにしばしば自分の生き写しを見るような錯覚を覚えることです。(ゴメンよ子供たち・・・です)
著者は、本書に紹介するおかしな家庭の事例についてそれを批難することは少なく、ただ冷静なコメントのみを添えるにとどめて、状況をドライに並べるスタイルをとっています。
人はけなされると意固地になりがちですが、読み手の自問を促し、自らの生活を顧みるヒントを与えることにおいて、このスタイルは成功したといえるのではないでしょうか。
自分ではきちんとした食事ができているはずと思われる方は再確認の意味で是非一度お読みなってはいかがかと思います。
『変わる家族 変わる食卓―真実に破壊されるマーケティング常識』
岩村 暢子
勁草書房 2003-04
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