■内容
「回転寿司が世界を変える」
日本の現代文化が世界に広く受け入れられること。
その突破口を欧州の回転寿司ブームに直感する。
sushiを食べてまわったレポート、オーナーや職人たちへの取材と、
著者がこれまで蓄積してきた食文化の知識を交え、比較文化的に寿司とsushiの行方を探る。
スシ業界必読の書。
■sushiの現状
世界でこんなに食われているとは!
海外の寿司といえば、カルフォルニアロール。
変わり者のガイジンが食べるものと思っていた。
ところが実際は、サンドイッチと並んでスーパーで売ってたりで、
すっかり大衆食だそうだ。
(玉村さんの文才がそう思わせるのかもしれないが)味もなかなからしい。
■ガイジンの寿司なんて
とはいえ、シャリの量、握り方、ネタの選択から、温度管理なんかは江戸前流儀とは違っている。
そこをあげつらって「偽物」扱いの日本人も多いんじゃないか?
「ガイジンに寿司の味が分かるかって・・・」
かくいう私も"ガイジン"が握って食う寿司なんて。と考えなかったわけじゃない。
どうにも頭が固いようで・・・。
■スシの進化と保守の無意味
江戸前寿司の祖先といえば「なれずし」。
もともと魚の保存食で、発酵食品だから食べられるまでにかなり時間がかかってしまう。
そこで気の早い江戸っ子がスピードと、手軽さを求めて生み出したのが江戸前寿司。
酢飯の味は、なれずしの発酵作用によってできる強い酸味の名残らしい。
だから寿司自体が変わり者で新参者。「スシとはこうあるべし」なんて発想自体がナンセンス。頭の固いのは粋じゃないらしい。
考えてみれば、日本のカレーはインドのとは全く別物だし、日本のラーメンは中国には無い。それをガイジンにとやかく言われる筋合いがないのと同じじゃないかな。
■スシも変わっていくもの
だから寿司が、食される国の食文化によって、好まれるように変化していくのは当たり前。
頭を柔らかくして、sushiを応援したい。
「伝統は変化する物である」
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