藤岡 幹恭・小泉 貞彦
以前紹介した、『農業に転職する―失敗しない体験的「実践マニュアル」』のなかで、著者推薦の農業本に挙げられていたので、試しに読んでみた。
著者のひとり、藤岡幹恭氏はジャーナリスト。
小泉貞彦氏も同じくジャーナリストである。
ふたりは1990年より、ほぼ5年間隔で、農業界の動きをまとめた著書を出しているが、この本はその2冊目で、1995年の刊行である。
雑学とは銘打っているが、決してへぇ〜ではすまない、日本の農業にとって重要な農政農経関連の話題を多くとりあげ、具体的かつ丁寧に解説されている。
しかし本音を言えば、やや難解な箇所も多少あった。最初から全部すんなり理解できるとはいえない。ただそれは、私の農業への無知、これまでの無関心さが原因だろう。
すこし難しい、でもまあ、じっくり読めばなんとなくは分かってくるように書いてある。
もともと農経農政など、初めから専門書を読んだところで理解不能に違いない。その意味で農業の基本から知りたい人には、有坪氏と同じく、私もおすすめしたい一冊である。
近頃、食べることや、食の文化に触れる書物に触れていない。自分でもやや退屈気味に感じているところだ。
しかし、今後も農業の事を考えていくにあたり、戦後農政から現代にいたる流れを大きくつかみ、それを将来を見通す材料にすることは大事なことだろう。
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