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非@食べ歩き

食の本~感想・記録・書評みたいなこと。食のニュース批評・食文化の研究を通して食事力を鍛えてます
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『食料主権』
日本消費者連盟
4846105148
それぞれの国が、食料を他国から干渉されずに作り、
自国民に十分に栄養価を供給する権利のことを食料主権と呼ぶそうです。

当たり前のことのようですが、日本でも、コメは足りているのに輸入させられているように、自国の都合だけで食と農業を考えることは難しくなっています。

そして、世界的な食糧貿易に関する枠組みや、グローバルな経済活動のなかで、特に途上国において、食料主権が奪われてしまう。奪われてしまった。悪いのはあいつだ。ということが書いてあるのがこの本です。

そのなかで冒頭から槍玉にあげられるのは、緑の革命。
緑の革命というのは、私は知らなかったのですが、中高の教科書には必ずといっていいほど載っているらしいです。
ようするに、60年代以降、途上国の生産性の低い慣習農法が、品種改良された高収量品種(HYV)を用いた近代農法へと転換され、生産量が増大したということです。

一見いいことのようですが、実はこの新しい農法は、それまでの慣習農法に比べ、肥料や農薬、灌漑設備に多大な投資が必要とされることから、
そうした投資が可能な上層農民をさらに豊かにする反面、
人力と自然の恵みに頼ってきた零細農民から、作物を作る権利を奪い取ってしまうという弊害をはらんでいるというのです。

かわって現在、食料主権にとって大きな問題とされているものとして、遺伝子組み換え作物がとりあげられています。
これは、高収量、低農薬化、省力化などのメリットがあり、輸出国の農場では広く普及しているし、私たちの口にも少なからず入っています。

しかし組み換え作物は、特許に守られた種子と、専用の農薬を独占的な企業から購入しなければならず、それを買えない貧しい農民は、さらに没落していくというのです。

緑の革命や、組み換え作物により、一国家単位で見れば、たしかに食料の生産量は増大したが、それを支える個々の下層農民達の生活はむしろ苦しくなってしまったという矛盾が発生している。

日本なら農業をやめて働きに出ればよいという話だが、そういう経済の基盤や、教育も満足でない途上国では難しい話でしょう。

それでは、悩める彼らに、私はどう関わればいいのか。ということを考えてしまうのですが、どうでしょうね。この貧乏暇無し人間にもできる、世のためになることってなんでしょう?

支援団体への資金的な援助? 
http://cruel.org/economist/africa7.html
こういう現実をみると、金銭の支援というのも一概に良いこととは言えないようだ。まあ、無いよりはあった方がいいけれど。

どのみち私には、コンビニの賽銭箱に小銭を放り込むぐらいのことしかできませんが。

組み換え作物の不買?
どこかの消費者団体を支援してるみたいで嫌だな。

そういえば、北海道では遺伝子組み換え作物規制条例が成立したので、遺伝子組み換え作物が栽培できなくなったそうですが、
一方で、ウシには輸入の遺伝子組み換え作物のエサを与えていると思うのだけど、その辺の二重基準はどうなっているのだろう。
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