FC2ブログ

非@食べ歩き

食の本~感想・記録・書評みたいなこと。食のニュース批評・食文化の研究を通して食事力を鍛えてます
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
『食べることの心理学―食べる、食べない、好き、嫌い』
今田 純雄
4641281009


食べ物の好き嫌いは特にないし、摂食障害を患ってもいない。
とはいえ、それらを身近な人の体験として聞くこともあるし、自分の子供が将来どうなるかも気になって、時々こんな本を読んではオベンキョウしてみたりする。

本の中で、今田純雄さんが執筆されている『飽食から"崩"食へ』という文に、面白い実験があったので紹介したい。

【問】あなたは無人島に1年間一人で過ごさなければならない。
島にはオレンジの木があり、食べ放題である。
さて、あなたは水以外に、もう一つだけ食べ物を持って行くことができる。選択肢は以下の7つ。
あなたが、島でできるだけ健康を維持していく上で最も好ましいと思える食物はどれだろうか。(自分の好みの食物を選ぶ問題ではありません)

コーン
アルファルファ(もやし)
ホットドッグ
ホウレン草

バナナ
ミルクチョコレート


【答】
オレンジだけで必要なカロリーと脂質を満たすのは難しいため、他の物でそれらを満足させる必要がある。
しかし、現実的な分量で必要量を摂取できるのは、ホットドッグかチョコレートだけであり、したがってそれらが最善の選択である。

少し考えれば、当たり前のような問題ですが、いかがでしょうか。
私も一瞬、ホットドッグやチョコレートを1年間食べ続けるのは健康上どうかと考えてしまいましたが、他の物では飢えるだろうし、楽しくないだろうと思いました。

しかし、アメリカの大学生による結果(1996)は一位にホウレン草、次いでバナナとなったそうです。

健康的なものを食べなければならない、カロリーはよくない、カロリーの高い物は食べてはいけない。という判断が、死なずに生きるという大前提をも、見えなくさせてしまっています、
そしてこのことは、健康、不健康の偏見に基づく、健康志向の食物の選択が、逆説的に、不健康をもたらす可能性の不幸を指摘しているのです。

ま、健康食礼讃も、趣味や自己満足の範囲だから楽しいわけで、目的や、信仰になると、周りにとっても、ろくな事が無いだろう。と適当な事を言いながら、なんでこうも食生活の充実への関心が、健康的な「食品」の関心へと偏っていくのだろうかと、不思議でならない。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://guruman.blog62.fc2.com/tb.php/105-e17d9033
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
ブログランキング・にほんブログ村へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。