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非@食べ歩き

食の本~感想・記録・書評みたいなこと。食のニュース批評・食文化の研究を通して食事力を鍛えてます
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4540993542『無意識の不健康』 島田 彰夫

しばしの独身生活。

お盆休みは終わりましたが、妻はまだ、実家に居残っています。
地元の友人や、滅多に会わない家族の予定に合わせてのことです。

静かな我が家で、さぞかし気楽だろう、といえば、そんなわけでもなく、気ぜわしさは、日頃にも増していると思う。

掃除、洗濯は、起きてから出勤まで2時間ほどあるので、大したことではありませんが、しんどいのは食事です。とにかく時間がかかってしまう。

たとえ、手の込んだ料理でなくても、支度、片づけに、少なくとも20分はかかるものです。
それが3食で毎日、そのうえ、買い物もしなくてはならない。
あくまで普通のサラリーマンをしながらなので、結構大変ですが、
できるかぎりそれらしい物を、それらしくおいしいかな?と食べているのです。
(勤め人ですが、3食自宅で食べています。夕食の後、残業。)

時間の節約ということで、
週末にまとめ買いして、冷凍した料理を少しづつ食べればよい。
という考えはありますが、そういうことを言えるのは、尊敬すべき主婦(夫)か、全く分かってない人かのどちらかでしょう。

自炊というのは、イベントではなくて、日常の生活に、普通にあたりまえに行われるべきものです。週末の休みというイベントに、次の週の食事を用意したらよいという発想は、普通の食事を、当たり前で大切にしている生活者からは出ないでしょう。
それは、道楽、趣味、息抜き、片手間として食事を捉えている人の考えだと思う。
日頃の食事をないがしろにしてでも、なすべきことがある。幸せな人生がある、と夢見る人なのでしょうか。
想像もしたくない殺伐とした人生です。

で、時間がないので、やはり妻が作ってくれる物に比べれば、食べる物が単調になってしまいます。
私でも(というのはおこがましいですが)満足に作れないのに、世の多くの単身者の多くが何を食べるかは、推して知るべしです。

食生活が悪いことははもちろん問題ですが、もっと大きな問題は、金儲けの仕組みが、労働者はこういう食事を摂るのが当たり前という、共通の合意があるかのごとく上に成り立ってしまっていることです。
皆さんが、食事に執着してはいけないと、無意識に意識している。
皆が不健康であれば、自分の不健康は意識されない。意識してはいけない。
皆が耐えているのだから、自分だけ弱音を吐いてはいけない。

なんか。つらいね。
と、無食で残業する同僚を哀れみと同情をよせながら、
私は家で食事を摂るのである。一蓮托生ではないから。


本の内容は、日本人なら米を食え。牛乳飲むな。
昔の日本人は強靱だったぞ。原子力発電するな。
という気分の悪いものですが、
無意識の不健康という言葉だけいただきました。
一つ面白いところは、病院食でカロリーメイトをだすという
”栄養士”ならぬ”栄養素士”に憤怒した話。これは傑作。

『無意識の不健康』
島田 彰夫

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